暗い家から明るい家へ　光の床があるリノベーション

築50年のご実家をフルリノベーションしました。

Story

お母様が一人で暮らすご実家を息子様ご夫婦と一緒に暮らすためにフルリノベーションしました。旧耐震基準の時に建てられた築50年のご自宅は耐震性への不安がありました。また、南向きの狭小住宅のため、家の奥まで十分な光が入らず、昼間でも家の中が暗いことが課題でした。

1階はLDKと水廻り、お母様の部屋、２階は息子様ご夫婦のそれぞれの空間に分けて計画しました。

特にLDKの配置はご家族間で何度も話し合いをされ、全員が納得いくまで考えました。こだわった点としては、水廻りへ行くときにキッチンが丸見えになってしまうので、収納棚付きの壁を間に設けて区切ることにしました。限られた面積の中で、収納量を増やしつつ目隠しにもなるアイデアです。

道路側からのみ採光がとれるので、陽があたる２階の床の一部を光を透すFRPグレーチングにし、１階に光をおとす計画にしました。１階にいながら天窓のような明るさが確保できます。光床に面するリビングドアをガラス入りにすることで、間接的にキッチンにも光が届くように配慮しました。

耐震については、既存の柱・梁の補強に加え、筋交いと耐震パネルで補強を行い、耐震性を高めています。

各居室はそれぞれの好みに合わせて床の色を選定しました。特に息子様の部屋（洋室２）は趣味の漫画やDVDなどのコレクションを天井まで収納できる造り付けの収納棚をオリジナルで制作しました。なんと1000冊以上も収納することができます。

限られた敷地条件の中で、以前よりも明るくなった住まい。ご家族個人個人が快適に暮らせるように工夫を施したお家が完成しました。

リノベーションデータ