子供の成長にあわせたリフォーム
今回は、子供の成長に合わせて行ったプチリフォームをご紹介します。
ご相談いただいたのは、2人の子供さんをもつS様。
2階にある16帖の洋室を、上のお子さんが中学生になったことを機に2部屋に分けて、それぞれに子供部屋を作りたいというご相談でした。
最近の注文住宅でも、最初は子供部屋を1部屋で広く使い、後々2部屋に分けるという間取りがとても人気です。
では、実際に分ける時、どのように工事をしていくのかをご紹介します。
ステップ1 養生と下地組
今回は2つのクローゼットを真ん中に作って、部屋を2つに区切ることにしました。
そこで、まずは新しくクローゼットをつくる部分を片付けて、周囲を養生します。
床の水平や、新しい壁の位置を確認し、下地となる木を組んでいきます。
下地組完了。
この後、ネジで固定するところにしっかりと木の下地ができました。
なんとなく、クローゼットの形が見えてきましたね。
ステップ2 ボード貼り・棚と扉の取付
下地に石膏ボードという壁紙の下地になるボードを貼っていきます。
クローゼットの中には、洋服が収納できるように、枕棚とハンガーパイプを取付ました。
手前に扉をつけるとほぼクローゼットの形です。
ステップ3 クロス貼り
ここまでくれば完成はすぐそこです。
新しく出来た壁に合わせて、元々の壁紙も新しく貼り替えました。
古い壁紙をめくった状態がこちらです。
ここからビス穴や段差をパテで埋めて、壁を平滑にして、白いクロスを貼りました。
完成がこちらです。
反対側の部屋も綺麗に仕上がりました。
今回クローゼットドアに使用したのは、ウッドワンの「ピノアースシリーズ」のルーバー折戸。
扉全体がルーバーになっているので、室内外の空気循環を程よくし、クローゼット内に湿気がこもるのを防ぐ効果があります。
また、無垢のパイン材でできているので、優しい手触りとほのかな自然の木の香りを楽しむことができます。
年数と共に、木目の色がだんだんと飴色に変わっていくのも魅力ですよ。
まとめ
今回の間仕切り工事にかかった日数は4日でした。
子供部屋を仕切る壁は、今回のS様のようにクローゼットだったり、壁だけにしたり、内窓を取り付けたり、引違い戸にしたりと様々です。
新築当時はお子さんがまだ小さくて、家づくりに参加できなかったけれど、大きくなって、子供さん自身が自分たちの部屋の要望を出したり、壁紙の色など打ち合わせや相談が一緒にできるのは、子供さんの成長を感じるいい機会だと思います。
子供さんにとってもいい経験ですよね。
いつだって、自分だけの部屋ができるというのはワクワクするものです。
S様の子供さんたちにも、新しくできた自分だけの部屋を満喫していただけたらと思います。
S様、ありがとうございました!